ある男の旅に、たくさんの反響ありがとうございました。
正直、これほどに反応があるとは思ってもいませんでしたが、
みなさんそれぞれ、反応する場所が違うのも実に興味深かったです。
この話を一番最初にしたのは、うちのカウンセラーたちにでした。
つまり自立した独身女性ですね。
彼女らは、既婚者が経済的援助なしに、
妻以外の女性と付き合っていることに理解できないと反応しました。
実にわかりやすい。
確かに昭和の愛人関係はそれでしたね。
甲斐性のない男性が外に女を作るなんてありえない時代でした。
つまり妻以外の女を所有するのは、
ステータスがある男性だけだったのです。
しかし時は流れ、
今では女性でも自立した方はたくさん増え、
男性に依存しない生き方を選択する方も多いようです。
そんな女性たちが選択するのは、
その記事の男性のような方が多いようです。
そして次に多かった反応が、
「不倫相手を恋人と呼ぶ」ということ。
これも昨今多いようです。
特に前述のように経済的援助もなく、5:5の関係性でいる2人の場合は。
反応した方々は、
「それって男のほうに都合がいいだけでは。」
「恋人と呼べば罪悪感が軽減されるからでは。」
「妻への裏切りに変わりはない。」
などなどでした。
まず不倫はとくに昨今は連日マスコミのネタになっており、
不倫=悪という定説が作られようとしていますが、
本当に悪なんでしょうか?
私は長年、男性の裏の顔ばかり見てきたせいか、
表の顔をほとんど知りません。
しかしTVや媒体などで、裏の顔を知っている方をお見かけすると、
びっくりするくらい違う顔をしています。
あまりに違う顔過ぎて気がつかないくらいです。
稀に、日常外で声をかけてくださる方がいますが、
私が全然思い出せないでいるくらいです。
だってどの方も、とても素敵な紳士に見えるので。
私が見ているその”素敵な紳士”たちの裏の顔は、
どちらかというと、子供のような、女性のような側面なのです。
自分ではなにもしたくない。
でも気持ちよくなりたい。
気を遣いたくない。
ワクワクする未知の世界を知りたい。
癒されたい。
安らぎたい。
叱られたい。
褒められたい。
では女性の皆さんに質問です。
あなたはこの上記の表情を、自分の恋人、夫から見たことがありますか?
うーん……1度や2度はあるかもしれませんね。
でもそれが、頻繁にだったらどうでしょう?
きっと嫌気がさしますよね。
こんな情けない人だと思わなかった。
こんな狭量な人たと思わなかった。
などなど、幻滅すること然りでしょう。
でも……
男性の本性ってこれだと思います。
でもそんな姿を必死に隠して、
頼られたい男を演じているわけですね。
可愛いじゃないですか(笑)。
なので、日常お会いする男性は皆さん「素敵な紳士」なのです。
私は男性には両極端の側面があって、
その両方をバランス良くしておかないと精神崩壊する生き物だと認識しています。
もちろん女性にも同じようなことは言えますが、
ここでは話が脱線するのでご了承くださいね。
さきほど「本性」と言いましたが、
正確には、どちらの側面も本性だと思います。
男性は頼られたいので必死に頑張りますし、
家族を守ろう、恋人を守ろう、友達を守ろうと必死になっています。
これはどうか認めてください。
でもその裏側である、
女々しくて頼りなくて、臆病などうにも小さい自分と、
認めざるをえない女性性もあるのだと思うのです。
でもそんな部分、頼られたいと願っている相手に見せられないのだろうと思います。
しかし女性って愛した人のすべてを見たがるんですよね。
見たがるくせに受け容れないんです。
ここが困ったところ。
男性はそれを知っている、察知しているからこそ、
言えないのだと思います。
もちろん言えたら楽になるのでしょうが、
そうするともう、頼り甲斐のある自分では居られないのかもしれません。
この裏の部分を埋めるために、
世の中の男性はあらゆる手段をとっているのだろうと思います。
趣味に没頭して、自分の本能をなにか別の方法で消化しようとする人、
風俗などで消化しようとする人、
そして、妻以外のひとに依存する人……。
先述の記事では、
あの男性はこれの2つに該当しますね。
裏の側面をさらに2分割していることになります。
なんとも手間もお金もかかる、面倒な事態です。
しかしその「大事なひと」と言った女性が、
その男性の裏の側面を請け負って居たら……。
きっとその男性は、もっともっと成功して居たかもしれません。
(話が飛びますよー。ついてきてくださいね。笑。)
私はこれまで10,000人ちかい男性から、
あらゆる裏の話を聞いてきました。
内容は様々ですが、皆さん非日常なので、
日常では絶対に言えない話を、置いていくケースが多いのです。
その中で大変興味深い話があります。
そしてそれはたくさんのデータを収集することで、
ひとつの結論へと導かれました。
仕事のできる男性は、基本的に性欲に貪欲です。
ちょっと注意。
この「仕事ができる」は、出世コースに乗っているとか、
キャリアだからだとか、親の恩恵をもらってのだとか、
そういうのは該当しません。
ベースはあった、ないはそれぞれですが、
いかに有能であるかという点に絞られます。
そこには並外れた仕事量、並外れたプレッシャーと戦う毎日があり、
誰しも壮絶なストレスに苛まれていると想像に容易いでしょう。
しかし彼らは、そのストレスに苛まれてなど居ません。
むしろ、楽しんで居ます。
これが特徴です。
かつて某国の富豪ランキングを、
上から数えたほうが早い人が私のお客様でした。
彼は非常に面白いことを言って居ました、
「成功者には共通点があってね。
午前中には決して重要な結論は出さないんだ。
なぜなら、午前中はオナニーしているか瞑想しているか、
そのどちらかなんだよ。そうして自分をフラットにすることで、
日々、的確な判断をしているんだ」
話は続きます。
「オナニーしている奴らは、だいたいランチ前には2回はするね」
この地球上の富豪と呼ばれる方々が、全員そうだとは思いませんが、
性に関しては、とても自由で柔軟であると私は思うのです。
なにかにとらわれず、自分のしたいと思う通りに行動する。
しかし人に迷惑をかけるようなことはせず、
だからといって躊躇はしない。
もう1組の解りやすいケースは、
つい先日お聞きした話でした。
2人の男性はカップルで、いわゆるバイセクシャルなのだそうです。
お二人とも気持ちよいことが大好きで、
それに関してはひどく貪欲なのだそうです。
お二人の相性もすごく良いそうなのですが、
バイセクシャルなので、時には違う方とも楽しまれるそうです。
そんな折に、素晴らしいひとに出会ったとき、
彼らはシェアリングするのだそうです。
それって、好きなひとにも喜んで欲しいからなんですって。
2人が今度は3人になり、3人がもっと多勢になることもあるそうです。
厳重な管理体制で、現会員の紹介がなければ入会することができないサークルなど、
世の中にはたくさんありますが、それのかなりハイソなサークルに彼らは籍を置いて居て、
今度はそこで気心知れた仲間たちと、もっと気持ちよくなろうとするそうです。
これってただの節操なしじゃ?!
と思うかもしれませんが、彼らはただただ、気持ちよいことに貪欲なだけなのです。
そしてそこで確かめるべきことは、
このお二人、世界規模でお仕事される実に有能な方々であるということー
本能であるセクシャリティを自由に柔軟にしておくことで、
人はもしかしたら、もっとも効率良いテンションで居られるのかもしれません。
私たちはあらゆるものに制御をかけ、
自制心を働かせ、無為なモラルをどんどん作っていっているのかもしれません。
かつての日本ー
江戸時代までの日本のセクシャリティは、
実に自由で柔軟であったと聞きます。
いつか、その強固な扉が開くといいですね。
そしてそのために私たち女性の理解力が求められるのかもしれません。