新聞取材にご注意の巻

これは私の母が亡くなったときの話です。
その1週間ほど前に、某新聞から取材を受けていたのです。
セックスカウンセリングについて、とても熱心に質問をしてくださり、
大変良い記事なると思うと担当記者さんは言ってくださり、私も満足してその場を終えました。

そして母の訃報を聞き、実家に帰ったわけです。
お葬式の遺族側の経験がある方ならお解りでしょうが、
お葬式の参列者の数というものは、喪主の人徳がなせるものだと私は思います。
母は社交的な女性ではなかったのですが、父がその筋では有力者だったので、
驚くような人数の参列者に囲まれ、結果おおきな葬儀となってしまいました。

事件は、その日の朝に起きました。

取材を受けた記者さんから電話が入りました。
当然、母が亡くなったことも、これから葬儀だということも知りません。
記者さんは興奮気味でこう話しました。

「当初、ローカル版の小さい記事を予定していたんですが、全国版に掲載許可が出ましたので、今日の新聞にマーヴェラスさんの写真付きで掲載されました。
ぜひご覧ください、大きくてびっくりしますよ!良かったですねぇ!」

はっ?!Σ( ;∀;)
ワタシ、コレカラ、ソウシキ……シカモ、イゾクセキ……

当初、ローカル紙だと聞いていたのでタカをくくっていました。
絶対に実家や本家、私を知る地元の人間の目に触れることはないだろうと。

ところが!!!
よりによって母の葬儀の日に全国紙に私の顔が新聞に!!!

しかも!!!
「セックスカウンセリング10000人超」とか見出しにされているし!!!!!

ご存じの方も少なくないと思いますが、
実は私、身内には仕事を話しておりません。
こんなに顔をバンバン出しておいて意外といわれますが、18年間隠し通しました。
実家ではいつも周りに変な目で見られるようなことはするな、
目立たないように生きろ、迷惑をかけるんじゃないと躾けられてきたのです。

なのになのに!!!
なんでよりにもよって一番私の表情に注目される母の葬儀に!!!
全国紙!!!!!

もう、生きた心地がしませんでした。
終始、項垂れた表情でやりすごし、
「お母さんを亡くした可哀想な娘さん」と大衆に思われたことと思いますが、
中身は本当に、本当に、私こそが死ぬかと思った日でしたw

よりによって、こんな日にバレたら最悪や!!!!!

結局、参列者の誰からも突っ込まれることはなく、
なんとかその日をやりこなしましたが、もしかしたら……

気付いていても声をかけられなかっただけかもしれませんね。
今でも実家に帰るたびにドキドキするのは、これからもずっと続くのでしょう。

皆様にも、こんな死ぬかと思った日があるのではないでしょうか。
いつか、笑い話になるといいですねw

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