ドラマのような偶然

もう時効なので話せるネタなんですが、
私は一時期この仕事から退き、関東近郊で古民家ライフを楽しんでいた時期がありました。
そこで新しく友達になった方々もいて、
もちろん私の素性なんて知らないので、フツーの人としてお付き合いしていたのです。

しかし人間、どこでなにが起きるかわからないというサンプルのような事件が起きました。

いま思い出しても、あの数秒間は何時間にも思えた瞬間でした。
こんなこと、ドラマじゃなくても起きるんだなぁと。

★このコラムはご本人の許可を頂いて些少のフィクションを混ぜて書いています。

当時、仲良くさせていただいていたご夫婦が居ました。
東京脱出組のお二人で、ご主人はアーティスト、奥様はインテリアコーディネーターという、
まさにオシャレを絵にかいたようなお二人でした。
ご自宅も本当に素敵で、山の中の傾斜に建築された家は、
国道から少し離れているので多少の不自由はあれど、
車があればさほど気にならない距離にありました。

とくに奥様はお料理上手でよく遊びにいかせてもらっていたものでしたが、
ある日、これから奥様の弟さんが婚約者を連れてくるので、
ぜひ挨拶させたいので待っていてほしいと言われたのです。
弟さんのお話はよく聞いていて、リゾートコーディネーターのようなお仕事をされていると聞いていました。
婚約者の方はCAで、私のイメージはよく日に焼けたリア充カップルだったのです。

ところが約束の時間になってもいらっしゃらないし、
そのお宅は暗くなると下山するのに街灯もない道を通ることになるので、
今回は残念ですがまたの機会にと言って、帰ろうとしていたのです。

ご夫婦に見送られ、自分の車に乗り込もうとしたとき、その弟さんの車が到着しました。
挨拶だけでもしてと思い、車から降りるのを待ちました。

ところがー
降りてきたのは、私のお得意さまだったのですwwwww

週1ペースでいらっしゃっていたくらい、熱心なその彼は、
私が退いていた時期も定期的にメールをくださるような方でした。
その彼が、私の友人の弟として登場したわけですw

二人とも目が合った瞬間に凍り付きました。
極めて、背後になにも知らない婚約者www

私「ど、ど、どうも…はじめまし、て…」
弟「は、はじめまして…いつも姉がお世話に…」

不審に思った婚約者さん、私と弟さんの表情を交互に見ていましたが、
これって不倫相手に偶然遭遇してしまったような気まずさwww
決してそんな関係ではないですけど、逆に言えば体の関係ではないのでセフレより質が悪いんですよ。
セックスカウンセリングって、そういった部分を超越した関係性を築いてしまうので。
だって親にも妻にも子供にも絶対に見せない、見せられない姿を晒す唯一なわけですから私。

まさか、まさかと思う場面で、こんなことは起こるわけです。

その後、婚約者さんにどう取り繕ったのか、想像に容易いと思いますが、
もういっそワンナイトでしたって言ったほうが美しい嘘になった気がしますw
同じ女性として、自分の愛した夫の知らない一部分を知ってる唯一なんて、面白くないに決まっていますから。

公の場でお客様と偶然会うことは多々あります。
特に駅や空港などでその可能性は高く、私は気づいても基本的には知らないふり(見えていないともいう)をしますが、
お客様から話しかけられることも多々あります。
そんなとき、同行している方に私の立場をなんと説明しているのか、ちょっと興味があります。

なるべく、この非日常は棺桶まで持ち込む秘め事にしておいたほうが、
誰も傷つかなくていいのではと思います。

「ひとつの真実に勝る、3つの美しい嘘を」byラヴ・レター

美しい嘘をつける、ステキな男性でいてくださいね。

関連記事

  1. 女性の理解力が求められる時代へ

  2. コミュ障の時代

  3. 新聞取材にご注意の巻

  4. ある男の旅

  5. 自慰下手な日本人

  6. モテ男を仕留める方法

PAGE TOP